令和6年度学校だより__
5月に、5年生が血液検査を受けました。今日は、頚城区総合事務所市民生活・福祉グループの保健師さん、栄養士さん、食生活改善推進員さんの4名をゲストティーチャーにお招きし、血液検査の結果を受けた事後指導を行いました。 なぜ、5年生が血液検査を受けるのでしょう。それは、大人になるために必要な栄養が、足りているかを確かめるためです。人の体は、20歳で完成するそうです。その半分のこの時期に、血液に含まれる栄養が十分かどうかを確かめるのは、今後の成長にかかわる大切なことです。
例えば、5年生が1日に摂取する砂糖の目安は20グラムと言われています。まだまだ、冷たい物がおいしい季節ですが、アイスクリーム1個に含まれる砂糖は35~40グラム。それだけで、1日の砂糖の摂取量を超えてしまいます。炭酸飲料には、60グラムの砂糖が使われています。余分な糖分は、油分となって血管を流れるため、コレステロールの数値も上がります。血液がサラサラになるはずがありません。
20歳で人の体が完成するといっても、人生はそれから50年も60年も続きます。長い人生を健康で過ごすためにも、今の時期の検査が大切なのですね。 頸城区では、小学5年生と中学2年生が、血液検査を受けます。全国的にも珍しいのだそうです。それだけ、頚城区は子どもの生涯にわたる健康に関心が高いということですね。