令和6年度学校だより__

3年生毛筆デビュー



 今日の2時間目、市村先生からお越しいただき、3年生の毛筆指導をしていただきました。3年生にとっては、初めての毛筆です。どうやって大筆で書くのか、果たして上手に書けるのか、ドキドキワクワクの3年生に、毛筆の基本を教えていただきました。
 3年生も、1年生の時に硬筆の指導をしていただきました。毎年来ていただいているので、すっかり顔なじみです。市村先生を見つけると、駆け寄ってくる子どももいました。



 市村先生からは、道具の名前や置き方、使い方、初めて毛筆で書く子どもたちに、丁寧に指導していただきました。子どもたちは、早く書きたくて書きたくてたまりません。しかし、書くまでの準備やルールを、この時期に身に付けることが大切なのです。筆の持ち方、左手の使い方とひとつづつ確認し、全員がきちんとできてから先に進みます。こうしないと、机が墨で汚れたり、大切な筆を傷めたりするのです。



 今日は、新品の筆にたっぷりと水を含ませ、縦画や横角、柔らかい曲線など、大筆で書く感覚を楽しみました。自分の書いた線に満足し、思わず微笑んでしまう子、「う~ん」と首をかしげる子、隣の友達の様子をのぞき込む子。緊張しながらも、気持ちよく筆を運んでいました。しかも、一言もおしゃべりをせず、真剣な表情でした。
 来週からは、墨汁を使って書きます。墨汁で机や体操着を汚してしまわないか、わくわくよりもドキドキの方が大きくなりそうです。


2024年06月13日 水越 厚